MLBと選手会の労使協定は決裂しロックアウトへ

MLB2021シーズンは、アトランタ・ブレーブスの26年ぶりの優勝で幕を閉じ、ナショナルリーグのMVPはブライス・ハーパー選手、そして、アメリカンリーグのMVPは大谷翔平選手が獲得しました。
しかし、MLBと選手会で結ばれている労使協定が、2021年12月1日午後11時59分(米国東部時間)の期限までにまとまらずにロックアウトになりました。

労使協定は、MLBPA(選手会)とオーナー側で結ばれるものになり、その決まりの中には、収益分配や選手の最低年俸など、非常に重要な決定事項が含まれます。

今後、新しい協定を結ぶべく交渉が続いていくわけですが、4大スポーツでは、2004年、2012年にNHL、2011年にNBAとNFLが大規模なロックアウトの影響を受けています。
2011年のNBAは6月30日に労使協定がまとまらず、オーナー側がロックアウトを実施。
通常、10月末に開幕するレギュラーシーズンも11月までが中止になり、結果、12月25日の開幕となりました。

NHLは、2004-2005シーズンがこのロックアウトで全試合中止になりました。
2012年にも労使協定の決裂により、10月から翌1月初旬までの試合が中止。1月19日の開幕になりました。

NFLも同年3月に労使協定が決裂。長期のロックアウトになりましたが、7月25日には解除され、開幕への影響は出ませんでした。

このようにロックアウトになると、レギュラーシーズンに影響する可能性が高くなり、開幕を楽しみに待っているファンには何の得もありません。

可能な限り早く解決策を見つけてもらいたいものです。

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