NBAプレーオフ ファーストラウンドのプレビュー

NBAプレーオフがいよいよ始まります。
果たして、どのようなドラマが待っているのか。
ファーストラウンドを前にアメリカでは、ラスベガスの勝利オッズが出ております。マイナスが付いているチームが有利とみられているほうです。
この時点では、まだ第8シードが決まっておりませんので、サンズとヒートのプレビューはありません。

メンフィス・グリズリーズ (2)対ミネソタ・ティンバーウルブズ (7)

レギュラーシーズン対戦成績:2勝2敗
レギュラーシーズン成績:グリズリーズ 56勝26敗 ティンバーウルブズ 46勝36敗
勝利予想オッズ:グリズリーズ -330, ティンバーウルブズ +250
プレビュー:

メンフィス
チーム初のディビジョンを制し、サンズに続くNBA2番目の勝利数(ホーム30勝)で2年連続のプレイオフ進出、この勢いでプレーオフを勝ち抜きたいところです。シーズン途中からジャ・モラントを欠きながらも、デズモント・ベイン、ジャレン・ジャクソンJrをはじめ、チームが奮闘し20勝5敗の成績を残せることを証明しました。モラントは怪我に悩まされていますが、プレーオフ初戦には間に合う見込み。

ミネソタ
クリッパーズ戦でカール・アンソニー・タウンズがファウルアウト後、負けてしまうのかと思われた状況から。アンソニー・エドワーズとディアンジェロ・ラッセルの猛攻でミネソタの勝利に繋げました。このシリーズは、メンフィスも同様に、2つの若い新進気鋭のロースターが互いに対戦する非常にアグレッシブで面白い試合が期待できそうです。

ダラス・マーベリックス(4)対ユタ・ジャズ(5)

レギュラーシーズン対戦成績:2勝2敗
レギュラーシーズン成績:マーベリックス 52勝30敗 ジャズ 49勝33敗
勝利予想オッズ:ジャズ -300 マーべリックス +240
プレビュー:

マーベリックス
レギュラーシーズンの最終戦でふくらはぎを負傷したマブスのエース、ルカ・ドンチッチは、シリーズの初戦には間に合わない見込みです。第4シードとなり、ファーストラウンドではホームコートアドバンテージがあるマブス、過去6回のポストシーズン出場で第1ラウンドで敗退しているだけに、連敗を断ち切りたいところです。ドンチッチが全休になると厳しい戦いになりそうです。

ジャズ
ドノバン・ミッチェルとルディー・ゴバート等の活躍で50勝まであと一歩の49勝。ですが、やや期待外れのレギュラーシーズンとなりました。特に問題なのが、アウェーでの弱さです。アウェーでの成績は20勝21敗と振るわず、東西の上位6チームの中でアウェーゲームで勝率5割を下回っているのはブルズとジャズだけになっています。

ゴールデンステイト・ウォリアーズ(3)対デンバー・ナゲッツ (6)

レギュラーシーズン対戦成績:ナゲッツ3勝 ウォーリアーズ1勝
レギュラーシーズン成績:ウォーリアーズ 53勝29敗 ナゲッツ 48勝34敗
勝利予想オッズ:ウォリアーズ -225 ナゲッツ +180
プレビュー:

ウォリアーズ
18勝2敗という好スタートで黄金期(?)を思わせましたが、今季は西カンファレンスで優勝候補の一角を占めるはずでしたが、彼らはまたしても怪我に悩まされてしまいました。ですが、アンドリュー・ウィギンス、ゲイリー・ペイトンJr.、ジョーダン・プール、ジョナサン・クミンガ等々のプレーオフでの更なる活躍を期待したいところです。やはりトンプソン、グリーンと共にレギュラーシーズン最後の1ヶ月間、足を痛めているステフィン・カリーの復帰が、ウォリアーズの勝利には必要不可欠ですし、ファンが望んでいることですね。

ナゲッツ
デンバーナゲッツは過去3シーズンで1つのプレーオフシリーズに勝利しており、このポストシーズンでも結果を出し先へ進みたいところです。6年目のセンター、ニコラ・ヨキッチはスター級の素晴らしい結果を残しており、主要スタッツ全てでリードしています。ですが、デンバーがウェスタン・カンファレンスのラウンド1を突破するには、アーロン・ゴードン、ウィル・バートン他のチームからの多くの助けが必要です。

ミルウォーキー・バックス (3)対シカゴ・ブルズ (6)

レギュラーシーズン対戦成績:バックス4勝
レギュラーシーズン成績:バックス 51勝31敗 ブルズ 46勝36敗
勝利予想オッズ:バックス -1,100 ブルズ +700
プレビュー:

バックス
タイトル防衛を狙うバックスは、やはりヤニス・アデトクンボが安定してチームをプレーオフへ導き、得点、リバウンドとチームトップで、今季のMVP候補となる活躍を見せました。優勝チームからPJタッカーを欠いたのみで、ミドルトン、ホリデー、コナートン、ポーティス等々が中心となって、どのように順調に勝ち進むかという方向に逆に注目が集まっているようです。

ブルズ
2016-17シーズン以来のポストシーズンを勝ち取ったブルズは、後半からデマー・デローザンを中心に、ザック・ラヴィーン、ロンゾ・ボール、二コラ・ブーチェビッチが勝ちを重ねてきましたがホームコートアドバンテージをキープすることはできませんでした。バックスとの対戦成績4敗のうち2戦は惜しい試合をしながらも、2017年以来、アデトクンボに勝てていないブルズは、どの様な作戦で挑んでくるのでしょうか。

フィラデルフィア・76ers (4)対トロント・ラプターズ (5)

レギュラーシーズン対戦成績:ラプターズ3勝 76ers1勝 
レギュラーシーズン成績:ラプターズ 48勝34敗 76ers 51勝31敗
勝利予想オッズ:76ers -200 ラプターズ +165
プレビュー:

76ers
76ersはプレーオフに復帰。ジェームス・ハーデンはMVPクラスの活躍、ジョエル・エンビード、トバイアス・ハリスまた、タイリース・マクシーの台頭で勝ち上がってきました。マティス・サイブルはコロナワクチンを受けないスタンスで、トロントで行われるすべてのゲームにサイブルは出場できない為、トップディフェンダーを持って戦えないのは76ersにとっては不安材料の一つかもしれません。

ラプターズ
7年連続でプレーオフ出場を止めた昨季でしたが、今季はトロントのホームアリーナでの試合が可能になり、再度プレーオフ出場を決めました。シーズン中盤までは23-23という成績でしたが8連勝などを積み重ねプレイイントーナメントを回避し勝ち上がってきました。パスカル・シアカムの目を見張る活躍でチームをリードし、フレッド・ヴァンフリート、スコティ・バーンズのルーキーオブザイヤー級の活躍、サディウス・ヤングの加入はチームの多才さを強化しました。シーズン中もエンピードを抑えるためのアチウワやボウチャーの起用など、ニック・ナース監督の采配も面白そうです。

ボストン・セルティックス (2)対ブリックリン・ネッツ (7)

レギュラーシーズン対戦成績:セルティックス 3勝 ネッツ 1勝 
レギュラーシーズン成績:セルティックス 51勝31敗 ネッツ 44勝38敗
勝利予想オッズ:セルティックス -140 ネッツ +115
プレビュー:

セルティックス
2009-2010NBAファイナル以来、8年連続のポストシーズンです。今シーズンはセルティックスほどシーズン中盤から終盤にかけてガラッと化けたチームは無いのではないでしょうか。セルティックスは1月6日時点で5割に3ゲーム差、イースタン・カンファレンスで11位。結果、リーグ最高のディフェンス、オフェンス(100ポゼッションあたり118.5ポイント)と驚異の+ 13.5ネットレーティングで、フェニックスサンズのほぼ2倍の数字を記録しました。なんと言ってもジェイソン・テイタムがスターとなりチームを牽引、ジェイレン・ブラウン、マーカス・スマート、ロバート・ウイリアムズ(怪我)、アル・ホーフォード、グラント・ウイリアムズ、ペイトン・プリッチャードらの全てピースが嚙み合ったシーズンだったチームだけに、ネッツとの戦いはどのような展開になるのでしょうか。

ネッツ
ネッツはプレイイントーナメントでキャバリアーズを相手に、カイリー・アービングがホットなスタートを切りました。クリーブランドは後半追い上げたものの、最終的にはアービングとケビン・デュラントが手に負えないほどの活躍でした。ここに、バックスがネッツを避け、あえて第2シードを回避しようとした理由があるようです。また、スティーブ・ナッシュヘッドコーチによると、ベン・シモンズが参戦する可能性も出てきたようです。ボストンがホームコートのアドバンテージを持っていますが、強力オフェンス対決でハイスコアなシリーズになるかもしれません。

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