2020年11月現在、アメリカ国内のコロナ感染者数は、各州によって違いはあるものの、この数週間で急増している州が多くあり、新たな規制が引かれるような状況の州も出てきています。
今年の3月からのパンデミックにより、集客を必要とするアメリカのプロスポーツやコンサート、エンタメ業界は大きな損害を受けており、どのチーム、会社、テーマパーク等も必死に打開案を考え、計画を打ち出しています。(もちろんコロナ感染数がある程度下がらないと始まらないお話しですが、、。)
アメリカ大手プロモーターである”Live Nation Entertainment(ライブネーションエンターテイメント)”の傘下であるチケット販売会社の”Ticketmaster(チケットマスター)”は、この先にスポーツ観戦、コンサートやミュージカル等のエンタメを観劇するための状況打開の新案を計画しているという記事がありました。それは、それぞれの試合・イベントのチケットを購入、来場するまでに「ワクチン注射済ませる」もしくは「コロナPCR検査を受けて陰性」(24時間~72時間以内)を証明し、その記録が検査先からチケットマスター、主催者等に送信されて入場が可能になるというものです。またチケットのペーパーレスや、リセールが防止されるということもあるようです。(詳細についてはここでは省きます)
またNBAのゴールデンステート・ウォーリアーズは、試合に観客を動員するために提出した計画書の中にも、来場者に対しての、その場ですぐに結果を知ることが出来る「PCR検査」を用いて、入場者の安全を確認することが盛り込まれているようです。
アメリカで毎日のように数百~数万人の感染者の数が発表されるのは、州や郡単位で無料もしくは安価でドライブスルーPCR検査ができる所が多く存在し、気軽に検査を受けることができます。これらの計画の背景には、この様な現在のアメリカの状況があります。
多くの疑問やシステム上のトラブルなど、色々な問題が考えられますが、「ニューノーマル」として、この様なテクノロジーとサイエンスを融合させたアイデアによって安全に観戦、観劇ができるのであれば、いち早く取り入れてもらいたいものです。