基本情報
年に1度、NBAのスーパースター達が一堂に会す夢の祭典、NBAオールスター!
オールスター最大の魅力は、何と言っても各地に散らばるスーパースター達を、1度の観戦で観れるということです。
NBAの顔と言える選手達が一堂に会す姿は圧巻です。
そして、日曜日に開催されるオールスターゲームだけでなく、ダンクやスリーポイントなどの一芸を競い合うサタデーナイトやファン参加型のイベントも開催されます。
NBAファンにとってはお馴染みとも言えるイベントですが、現地で体験するオールスターは特別です!
毎日開催されるイベントの数々に参加して、オールスター・ウィークエンドを満喫してみてはいかがでしょうか!
こちらはオールスター・ゲームを最大限に楽しむためのちょっとしたガイドです。
NBAオールスター・ウィークエンドのイベント
NBAクロスオーバー
2017年ぐらいまではジャムセッション、センターコートというファンイベントでしたが、2018年より形が変わってきております。
2018年ロサンゼルス、2019年シャーロット、2020年シカゴとNBAクロスオーバーという名で金、土、日で開催されております。
かつて開催されていたジャムセッションは、コンベンションセンターで大規模に行われていましたが、NBAクロスオーバーはかなり規模が小さくなります。
毎年内容は変わる可能性がありますが、ロサンゼルスに限ってはNBAのトロフィーぐらいしか見どころはありませんでした。ロサンゼルスの際は、事前登録が必要ですが、無料での参加が可能なイベントです。
しかし何度か試行錯誤を重ねて2022年のクリーブランドのクロスオーバーは1日券が30ドル、通し券が75ドルとなっています。
ジャムセッションは大きなコンベンションセンターを使っていましたが、クロスオーバーはそれほど大きい場所では行いません。
クリーブランドもクリーブランド・パブリック・オーディトリアム(500 Lakeside Ave E, Cleveland, OH 44114)となり、収容人数は3000人規模になります。
またチケットの種類もいくつかあり、一般の入場券30ドルのほか、ホール・オブ・レジェンドチケットというものが175ドルで販売されており、250枚限定でNBAのレジェンドとのミート&グリートなどが確約されたチケットもあります。
最も高額なものが750ドルのオールアクセスパス。175ドルのホール・オブ・レジェンドが3日分と食べ放題飲み放題、NBA選手またはレジェンドとの写真とサインなど特典が付いているようです。
セレブリティゲーム
セレブリティゲームは、引退したNBA選手、WNBA選手、俳優、ミュージシャン、バスケットボール以外のスポーツのアスリートなどが出演するエキシビションマッチです。
2022年は、ダウンタウン内のウォルスタイン・センターで開催されます。
2018年のロサンゼルス大会では、ジャスティン・ビーバーやゴルファーのババ・ワトソン、ボクシングの世界チャンピオン、テレンス・クロフォード、そしてケビン・ガーネットなどがプレーしました。
現実的には、ライジングスターと同じ金曜日の夜の開催になり、会場も少し離れるので2つをフルで観るのはやや厳しいので、なかなか見る機会はないイベントにはなります。
ライジング・スターズ・チャレンジ
数々のスーパースター達が出場してきたスターへの登竜門とも言えるのが、このライジング・スターズ・チャレンジです。
ここ数年のオールスターでは、国際化の波により、アメリカ出身選手で構成されたチームUSA対海外出身選手で構成されたチームワールドが対戦するという形式になっています。
このイベントはそれほどチケット代が高くならないので、1階席で見れるのが魅力です。未来のNBAの背負う若手選手達の煌めきを、ぜひその目で確かめてみてください。
例えば、2018年のロサンゼルス大会のメンバーは以下のようになっています。今や、チームの顔である選手が多々出場しています。
未来のスーパースターを一同に観れる楽しみがあります。
チームワールド
バディ・ヒールド(SAC)、ジャマール・マレー(DEN)、ベン・シモンズ(PHI)、ダリオ・サリッチ(PHI)、ジョエル・エンビード(PHI)、ラウリー・マルケネン(CHI)、ボグダン・ボグダノビッチ(SAC)、ドマンタス・サボニス(IND)、フランク・ニリキナ(NYK)、ディロン・ブルックス(MEM)
チームUSA
ジェイレン・ブラウン(BOS)、ドノバン・ミッチェル(UTA)、ジョン・コリンズ(ATL)、デニス・スミス Jr.(DAL)、ブランドン・イングラム(LAL)、ジェイソン・テイタム(BOS)、カイル・クーズマ(LAL)、クリス・ダン(CHI)、トレーン・プリンス(ATL)、ディアロン・フォックス(SAC)
メディアデー&公開練習
2018年のロサンゼルス大会から始まったのがメディアデーの一般公開です。
土曜日のオールスターの公開練習の前に選手がメディアのインタビューに答えるところをスタンドから見ることができます。
2019年のシャーロットでは、Bojangles' Coliseumにて開催されました。
2022年のクリーブランドは、ウォルスタイン・センターで2月19日の土曜日に開催が予定されています。
メディアデーの後に開催されるのが公開練習です。
チケット代が高いオールスター・ゲームでは、なかなかスーパースターを間近で見るのは難しいのですが、こちらの公開練習では、かなり近くで選手達の練習を見ることが出来ます。
試合とは異なる選手達のリラックスした表情や、チームの垣根を越えた選手同士の交流の様子。
そしてチーム各HCによって異なる練習メニューや、途中で開催される様々な出し物など
練習とはいえ観客を飽きさせないイベントになっています。
この距離でスター選手達を見れるだけでも大いに価値があると思いますし、1階席ならサインをもらえるチャンスもあります。
チケットは公開練習のもので両方見れるというイメージです。
2019年のシャーロット大会のタイムテーブル
Doors open (Media Day): 9:00am
Event Time (Media Day): 9:30am
Event Time (PRACTICE): 12:00pm
サタデーナイト
オールスターの目玉イベントの一つであるダンクコンテストをはじめ、スリーポイントコンテスト、スキルズチャレンジ、そしてシューティングスターズが行われるのがオールスター・サタデーナイトです。
スリーポイントが決まるたびに盛り上がっていくアリーナの雰囲気や、1発のダンクで会場のボルテージが最高潮に達するさまは、現地でしか体験できません!
ぜひ会場でその盛り上がりを体験してみてください。
スキルズチャレンジの過去5年の勝者
2021年 ドマンタス・サボニス(ペイサーズ)
2020年 バム・アデバヨ(ヒート)
2019年 ジェイソン・テイタム(セルティックス)
2018年 スペンサー・ディンウィディー(ネッツ)
2017年 クリスタプス・ポルジンギス(ニックス)
3Pコンテストの過去5年の勝者
2021年 ステファン・カリー(ウォリアーズ)
2020年 バディ・ヒールド(キングス)
2019年 ジョー・ハリス(ネッツ)
2018年 デビン・ブッカー(サンズ)
2017年 エリック・ゴードン(ロケッツ)
スラムダンクコンテストの過去5年の勝者
2021年 アンファーニー・シモンズ(トレイルブレイザーズ)
2020年 デリック・ジョーンズ・ジュニア(ヒート)
2019年 ハミドゥ・ディアロ(サンダー)
2018年 ドノバン・ミッチェル(ジャズ)
2017年 グレン・ロビンソン3世(ペイサーズ)
オールスターゲーム
こちらは、もはや説明不要のオールスターウィークエンドのメインイベントです。
NBAを代表する選手達が一堂に会すさまは、非常に豪華ですし選手だけでなく、世界中のメディアやセレブが詰めかけるイベントという事で通常の試合とは異なる独特の雰囲気があります。
さらにオールスター・ゲームといえば、ハーフタイムショーも見逃せません。
アメリカのミュージックシーンを代表するスーパースターを見ることができるというのも、オールスターならではです。
ロサンゼルスで開催された2018年のNBAオールスターより、各カンファレンスの最多得票者がキャプテンとなり、ドラフト形式で選手を取っていく方式になりました。
2018年 チームレブロン対チームステファン 148対145でチームレブロンの勝利
2019年 チームレブロン対チームヤニス 178対164でチームレブロンの勝利
2020年 チームレブロン対チームヤニス 157対155でチームレブロンの勝利
2021年 チームレブロン対チームデュラント 170対150でチームレブロンの勝
観戦チケットについて
NBAオールスター観戦チケットの相場はまず、NBAのオールスターともなるとチケット代がかなり高額となります。
定価ではなかなか取れないオールスターでは、一番安い座席の相場は1000ドル以上という感覚となります。
これが1階席になるとそれこそ3000ドル、座席によっては5000ドルを軽く超えるものもでてきます。
オールスターの場合、試合も当然楽しみの1つですが、それ以上にファンにとってたまらないのが、選手と触れ合う機会が圧倒的に多いことです。
そのため、ジャムセッションへの参加やスター選手を近くで見れる公開練習などは必ず行きたいイベントです。
ライジング・スターズ・チャレンジ、サタデーナイト、本戦と3つあるイベントの中で金曜日に開催されるライジング・スターズ・チャレンジはそれほど金額が高くなく、1階席で見れるイベントです。
スラムダンクのあるサタデーナイトや、本戦は、よほどの予算を割かないと1階席はかなり厳しいです。
そのため、手配する担当者が経験豊富なことを確認し、できる限り良い座席(アッパーの中で)を取れるようにアレンジしてもらうのが限られた予算の中で、最大限に楽しむ方法だと思います。