2011シーズン ペイトリオッツ&ジャイアンツ観戦記

お客様:匿名 様 観戦日:2011/09/18

2011年9月17日(土)

成田空港からワシントン経由でボストンの空港についたのが、夕方の6時過ぎ。 到着ゲートのすぐ外にシャトルバス乗り場があり、33番に乗って、地下鉄の空港駅へ。
きっぷの自販機はあるが、買い方が判らない。 路線図など見当たらないので、駅員さんに訊くと、自販機の前で親切に教えてくれました。(どうも、2人で4$の切符1枚ということだったらしいが、1人ずつ4$を買ってしまった!) 乗り換えが1回、30分程度でホテルのあるBackBay駅につきました。 ボストンでの宿泊はマリオット コープリープレイスホテル。 ボストンの中心地帯であるコープリープレイス・ショッピングモールに直結していて、駅を出てすぐ左手のこのショッピングモールを通り抜け、5分程度で到着。荷物を置き、8時に予約を頼んでいたリーガルシーフーズへ。 土曜の夜のせいか、かなり混んでおり、15分位待たされましたが、店員の接客はGOOD。 ボストン名物のクラムチャウダー、ロブスターのボイル、クラブケーキを、ボストンの地ビールSamuel Adamsと共に堪能しました。 数種類のSamuel Adamsのうち、僕が呑んだものはほのかな苦味と少し甘みの強い、かなり味のしっかりした感じです。少なくとも「さっぱり」という感じではない。食事の 後は、腹ごなしに夜の街を散策。ライトアップで美しい教会をバックに記念写真をカシャ!ホテルに戻り、明日のゲームを楽しみに寝床につきました。

2011年9月18日(日)

朝一番のダックツアーに乗ろうと、早めにホテルを出て、朝食をとろうとしたが、日曜日のせいか、店が開いていない。
結局ホテルのラウンジにある、夜はスポーツバーをしている店で食べました。
エッグなんとかサンドウィッチをオーダーしたが、ハンバーガーに卵がサンドしたものが3個出てきて、朝から満腹状態。 その後9:30のダッグツアーに乗りました。ダッグツアーでは水陸両用車でボストン市内の観光地を回り、市内を流れるチャールズ川にはざぶざぶと入り込み、観光船と言う感じ。川面から眺めるボストンの街もきれいでした。

運転手さんのガイドがありましたが、英語が不得手なのでわからず。 まあ歴史の街の雰囲気を感じました。
ただ、この日はちょっと肌寒い気温。真夏の格好を用意していた身としては、吹きさらしの車内は寒かった。 一旦ホテルに戻り、「えっ、こんなに寒いのに着るの」と驚く僕を尻目に連れははるばる持ってきた浴衣に着替え、いよいよGillette Stadiumへ。 地下鉄でSouth Station駅に行き、そこから試合 日だけ運行する列車へ。 BackBay駅からも乗れるのですが、満員だと通過してしまうという話も聞いていたので、始発駅から乗ることにします。

早めに行き、切符もすんなりと買えて、駅で昼食。
ここはセンター駅ということでニューヨーク行き列車の発着もあり、おなじみのマックをはじめお店も結構あります。
まわりにはペイトリオッツのファンも大勢いるので安心です。 ファンが動き始めたのに合わせて乗り場に移動開始、乗り込む列が出来ていたので間違えません。 2時に発車で、妙にのろのろ運転の列車に揺られ、約1時間あまりで到着。 降りようと出口をみるとホームが無く、まだ線路の上。線路上をしばらく歩くと駅舎につき、さらに8分ぐらい歩くとスタジアム。 途中の駐車場ではBBQをしている人も。とりあえずスタジアムを背に記念写真。 もう大勢のファンが詰め掛けていて、持ち物検査の前はなかなか前に進まず、ラッシュ状態。シートについた時は選手の入場ぎりぎりで、ショップなどにいく時間がなかったことはちょっと残念でした。

ゲームはニューイングランド・ペイトリオッツ対サンディエゴ・チャージャーズ戦。

シートに着くと、改めてスタジアムの巨大さ、そしてそこを埋め尽くす観客の多さに圧倒されます。 シートは最前列で、ペイトリオッツファンの歓声渦巻く中、真近に選手が見えて興奮します。

ペイトリオッツファンが大半のなか、席の隣の少年2人はチャージャーズのファンで、まわりのペイトリオッツファンにおちょくられながらも負けずに応援する姿も印象的でした。 あと、本場のチアリーダーはやはりスタイルがいいなあと連れの視線を気にしながらも思わず目がいってしまいます。 日が沈むとやはり寒い。僕はともかく浴衣にボストンで買ったストールの連れが風邪をひかないかちょっと心配でした。

ゲームの結果はペイトリオッツ35 - 21。

列車の発車時間が不安だったので、早めに席を立ち、出口付近でゲームセットを見届け、スタジアムをあとにしました。 帰 りはBackBay駅で降り、夕食は店を捜すのも面倒だったので、昨晩と同じリーガルシーフーズの別の店、コープリープレイス・ショッピングモール店で 食べました。時間も遅かったせいか、他にほとんどお客さんもなく、ワインなど飲みながら、オイスターなどいただき、落ち着いて食事ができました。
(あとで 聞くと、酔っ払っていたとのこと。自分ではそんなに酔っていた記憶はないのですが…)帰りにホテル前の24時間営業のスーパーに寄ってお土産をかねてお菓 子やインスタント食品、クラムチャウダーの缶詰など購入してホテルに戻りました。(むむ、たしかにこの辺は記憶があいまいだ、こんなの買ったかなというの もあったりして) 実はちゃんとGillette Stadiumに行けるか、結構心配だったのですが、スムーズに行くことが出来、取り越し苦労でした。

2011年9月19日(月)

朝9時過ぎの飛行機なのでホテルからタクシーで空港へ。 そしてニューアーク空港に着く。まずは今夜のホテルへ。頼んでおいた送迎車はすぐ分かった。

フリーウェイに入って20分程度でラザフォードのシェラトンホテルに。ホテルに向かう車からは、今夜ゲームを観るMetLife Stadiumがよく見えた。 まだチェックインできないので荷物を預け、ちょう ど発車するところだったSecaucus 駅行きのシャトルバスに乗る。 駅にむかう途中、ちょっと不安を覚えた。というのはホテルとスタジアムの距離は直線で1キロ位と、歩いて行けそうなのだが、途中にフリーウェイが横切っていて、そこを渡る陸橋が見当たらなかったことだ。 ここでも駅員さんに訊いて、切符を購入。 ボストンでもそうだったが、駅員さんはほとんど女性なので尋ねやすい。 ここから電車に乗り、マンハッタン、マジソンスクエアガーデンに近い34stPENN駅に向かった。

駅に着くと昼飯にいい時間。朝も早かったので、いい加減お腹もすいてきた。 日本で買ったガイドブックに載っている Sarabeth’sというカフェレストランに地下鉄で向かう。NYの地下鉄は、入口に よって切符の自販機が無いのですね。 改札に降りてきて、あれっ無いなぁと捜していると、何やら掲示板に書いてあるのを発見! そこにはどうも自販機は、道路を渡った反対側の入口にあるような事が書かれている。 地 上に引き返して、反対の入口からはいると、改札横にちゃんと切符の自販機がありました。(20$札を入れてくずそうと思っただが、20$YESを押して しまい、20$分チャージする羽目に)地下鉄は、ホームに入ってくる電車の行き先表示が分かりにくく、乗るのにちょっと躊躇したものの、無事、目的の駅 79st に到着。

NYは道が京都みたいに整然と東西南北に走っているのでわかりやすいのです。地図を見ながらしばらく歩くと店に到着。僕はボストン以来クラブケーキが実は気に入っていたので、そのサンドを食べました。

食べた後はセントラルパークに向かって歩き、「ナイトミュージアム」という映画(この映画、以前に観て結構愉しめた)の舞台になった自然史博物館の建物をみて、81st駅から地下鉄に乗ろうところ、なぜか閉鎖中。 他 の入り口にもいってみたがこちらも中に入れない。駅の人に聞いてみたが理由はわからないと。仕方なくタクシーでワールドトレードセンター跡地のグランド 0に向かう。(タクシーの運ちゃんが無愛想で、発車してからしばらくは反対方向に走っていくし。少々不安。たぶんそのまま南下するとタイムズスクエアとか ブロードウエイとか繁華街を通るので迂回したのだと思います。

でも海(川)沿いを走ったので、景色を愉しめました。以前、タイムズスクエアから自由の女神 の船着場までバスで行ったときは近いイメージがあったのですが結構時間がかかりました) グランド0にはたくさんの人で、長蛇の列が。どうも事前に入場券がいるようで、工事中の塀の前で写真を撮り、ビジターセンターに行って当時の写真など見て、複雑な思いを抱きつつ、グランド0を後にした。

ニューヨーク証券取引所やトリニティ教会の横を通り、ティファニーでウィンドショッピング。 こんどは動いていた地下鉄で、34stPENN駅に。ここから発車間際のアムトタックの電車に飛び込みSecaucus 駅に戻ってきました。 連れがちゃんとホテルの送迎運行表を持ってきていたので迎えの時間がわかりました。

ホテルに着いたのが4時半過ぎ、チェックインを済ませ、エレベーターに向かうと途中にカウンターがあり、ちょっと美人のお姉さん曰くスタジアムの送迎をしているとのこと。

片道5$はちょっと高いかな、それに5時に出発という。 8時半のゲーム開始なのに早いよとも思ったが、道に不安があったので、特に帰りは12時過ぎるだろうし、これで行くことに決定。 連れも急いで浴衣に着替える。いくらなんでも、この夜に浴衣は寒いぞと思ったが、本人の意思は固い。

MetLife Stadiumには5時半には到着。

スタッフが 集合していたが、まだ観客はさすがに少ない。まだ開場してもいないので、スタジアムの周りを一周することにした。 途中、カートに乗ったスタッフのおじさんが話しかけてきた。 いろいろ指図していたからお偉いさんらしい。 話のついでに連れがSHOPの場所など訊いていた。なんか入口はいってまっすぐ行って上って特別席だか通ってとかなんとか言って、(まあ英語なのでよくわかりません)最後に日本語で「問題ない」と言っていた。 ちなみに入場して言われたとおり行こうとしたら、係員に通過を断られ、やはりおじさんの「問題ない」の通行手形は空手形となってしまったのでした。 ほとんど列の先頭で入場。月曜の夜のゲームということで、人の出だしは遅いようだ。 ちなみに、開場を待っている間に、スタジアムのすぐ横にある駅に、Secaucus 駅からの列車が数本到着していました。ジレットスタジアムと違い専用列車1本だけではないようです。

ゲーム開始の前にSHOPを探して場内をグルグル。 時間が無く行けなかったジレットスタジアムの時と違い今度は時間がタップリあります。 小さいSHOPはそこかしこにあるのですが、そこの店員さんに訊き、1階に大きなSHOPを発見。 たくさんのファンで賑わう店内でジャイアンツの帽子やパーカーをGETし、ゲームに臨みます。

スタジアムはさすがに新しいだけあって、中も外も申し分なくきれいです。 日本で、Xリーグを観によくいく川崎球場はもとより、東京ドームに比べても、規模も人数も桁違いです。

試合開始前に場内の写真など撮っていたら、うっかりカメラを落とし、レンズがあらぬ方向に曲がってしまいました。

ショック、ゲームが撮れない…。(帰ってから、真っ先に記録媒体を確認し、今まで撮ったのは無事でホッとしました) きょうはニューヨーク・ジャイアンツ対セントルイス・ラムズのゲーム。

まわりは当然ジャイアンツばかり。ゲーム開始後、場内も満員になりました。 隣の観客も熱烈なファンのようで、チャンスやピンチのときは「立って、立って応援だ」と僕も引っ張られていました。

ラムズはスタート直後大きなミスもあって、ジャイアンツ優勢に展開。
ラムズもいいところまで攻め込みますが最後の一押しが出来ずなかなかTDできません。後半の反撃をかわし、ラムズ 16 - 28 ジャイアンツでジャイ アンツの勝利。時計は12時をまわっていました。

帰りは、降ろされた駐車場に迎えにくると言っていたので、そこに戻り迎えの車を待つ。 まわりには何かを待っているのか長蛇の列が。この人たちはどうやって帰るのかしらと思って待っていると、それらしき車が来た。 車にシェラトンと書いてあるので、これだと思って近寄ると、すでに何人か乗り込み、満員の模様。あれっ乗れないかなと思っていると、後ろについた車に、ホテルのカウンターにいた美人のお姉さんを見つけた。 その車も席が2人分位しか空いていなかったので、ちょっと強引に2人分10$札を手に握らせてOK、そこから、ぎゅうぎゅう詰めの車で帰ってきました。

2011年9月20日(火)

今日は帰国の日。頼んでいた送迎の車でニューアーク空港に向かう。 ドライバーは昨日のスタジアムへの送迎カウンターにいた一人だった。

空港に着きチェックインして、売店でお土産などを購入。 11時発の飛行機まで時間があったので、フードコーナーで朝食をとる。 しばらくして搭乗開始。 ん、動き出さない。遅れるのかなと思っていると機内アナウンスが。 どうも到着予定時刻に関東を台風が直撃するらしい。本社と検討中だそうな。いやあな予感がしていると、再びアナウンスが。ガーン、離陸予定は明日の未明午前2時に延期。なんと今から15時間後。 これはもうニューヨークに戻って観光するかとも考えたが、航空会社の人(日本人。なんか大阪のおばはんって感じ。まあ、てきぱきとこなしてはいました)曰く、いつ予定が変わるかわからないから、自己責任で動いてくれと。

これゃ空港から出れませんがな。20$分だったかな、食事券をもらって時間つぶし。 僕はまたいつか来るかもしれないから見ておこうかなとへんに実務的なことを思って、端から端まで空港をうろうろ、本屋やみやげ物やなどのshopなど覗きつつ、夕食を食べる店を捜しておりました。

不審者で捕まるかな、とか思ったけど、何も起こらず。 ふと思ったのはジュース等の自販機がないのですね。テロ対策かな。英語がイマイチなので、自販機があると助かるなあと思ったのですが。 連れは昼食のあと、疲れがでたせいか、はたまた、もともとすぐ眠たくなるのか、ベンチで軽い寝息をたてて、よく寝ておりました。 夕食はさっきうろついていたときに場所を確認しておいたオイスターバー空港店。 東京にもある店だそうで連れも、僕の姉も知っておりましたが、まさかここで、この時間に食うことになるとは思っていませんでした。 またもやクラムチャウダーをオーダー(今回3回目)。

ここのはボストンのとは違ってクリームシチューじゃなく、トマトソースベースっぽいのが出てきて、これはこれで美味ですね。ちょっと味がしつこいかな。

夜も更けると、あんなに混んでいた空港も、閑散とし、最後は同じ便に乗る、まあ当然日本人が多いわけですが、集団が残ったわけです。 搭乗口まえのベンチをくっつけ、配給の毛布をかぶって寝ておりました。 僕も知らず知らずのうちに眠りの深淵へ。あとで聞いたらいびきをかいて眠っていたようで、周りのみなさんごめんなさい。 日本でもこういうことにあったことはないので、これはこれで貴重な経験だったのかなと思います。

結局NY発東京行きコンチネンタル航空CO0009便が離陸したのは午前4時過ぎ、ちょうどNYの街が目覚める頃、機上の人となっていました。


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