基本情報
ソーファイスタジアム(SoFi Stadium)は、2020年にロサンゼルス空港近くとなるイングルウッドに完成したNFLのロサンゼルス・ラムズとロサンゼルス・チャージャーズの新本拠地になります。
しかし、完成初年度は、コロナパンデミックに見舞われました。こけら落としとして予定されていたテイラースウィフトのコンサートも延期となり、NFLは無観客でのオープンとなりました。その後もコロナパンデミックの勢いは衰えませんでしたが、やっとこのスタジアムでは、2021年5月にチャリティーコンサートの開催があり、それが完成してから初めて一般のファンがスタジアムの中に入れるイベントになりました。スポーツでは5月15日にメジャーリーグラグビー(MLR)のLAギルティニスの試合が有客で行われました。
2021のNFLのシーズンからは、有観客にてラムズ、チャージャーズのホームゲームが開催されています。
ホームチーム(NFL):ロサンゼルス・ラムズ(ベンチ131-132側)
ホームチーム(NFL):ロサンゼルス・チャージャーズ(ベンチ111-112側)
ソーファイスタジアムは、旧ハリウッドパーク競馬場の跡地に総工費5000億円をかけて作られ、広大な敷地内には6000人収容の劇場、商業施設、ホテル、湖、庭園があります。(商業施設・ホテル等は建設中)
スタジアムには固定座席が70,000席、またイベントによっては、立ち見席等を含めてさらに30,000人を動員することができ、トータルで約10万人を収容できます。またフィールドの中心には、「オキュラス」と呼ばれるアメリカのスポーツスタジアムでは最大の4K HDR8000万ピクセル両面360度の巨大スクリーンがつるされており、特別設計された音響システムや5G、高速Wifi、ハイテクオンラインシステム、LEDが埋め込まれ映像が投影可能な屋根パネルはETFEという紫外線に強く、耐候性にも優れている半透明の材質でできたプラスチックを使うなど、観客に今までにない体験をしてもらう為の他多数のフィーチャーがある新スタジアムです。
アクセス
ソーファイスタジアムは、ロサンゼルス国際空港近くの”イングルウッド”というエリアに建設されました。間隣りには、以前NBAのLAレイカーズの本拠地、現在はコンサート等で使用されている「ザ・フォーラム」があります。
このスタジアムへのアクセスは、基本的にはレンタカーもしくは、どこかの地点からウーバー(Uber)、リフト(Lyft)タクシー等の車でのアクセスが現実的です。
レンタカー
車でソーファイスタジアムまで行く場合は、基本ソーファイスタジアムの駐車場に停められることがベストですが、NFL2021-2022シーズンの定価での駐車券は全て売り切れ($60)になっており、今後もこのようなスタジアム周辺の駐車場は停めづらい状況が続くものと思われます。
アメリカの場合、駐車場のチケットも再販されるため、場所がいい駐車場に停める場合は、再販チケットを買う選択肢がありますが、場所によっては300ドルを超えるような高額な金額になりますのでご注意ください。
ソーファイスタジアム駐車場はセクションによって色分けされており、それぞれの駐車エリアによって車線規制があり入り方の方向が決まっています。
スタジアムの駐車場を利用する場合、当然スタジアムの敷地内に駐車できますが、試合前後、特に試合終了後は駐車場内、周辺エリアは大変に渋滞しますので、最低でも終了後、1時間以上はソーファイスタジアム周辺から抜け出せない可能性がある事を頭に入れておいた方が良さそうです。ソーファイスタジアムは試合前も駐車場がオープンする試合開始4時間前くらいを目指しての到着を推奨しています。
スタジアム周辺に車を停められない場合、他の駐車場のオプションとしては、ソーファイスタジアムがあるイングルウッド市と民間会社が協力して" iPark and Go"というイングルウッド市庁舎、市図書館他、市の施設の駐車場、少し離れたエルセグンドエリア、プラヤエリア(フォックスヒルズ)にある駐車場を20ドルから40ドルにシャトル代7.70ドルで提供するサービスがあります。全6カ所の駐車場があり、そこから15分毎に運行するシャトルバスでスタジアムまで行くことが出来ます。
このiPark and Goは、ソーファイスタジアム内の駐車場にシャトル乗降場があり、シャトルの行先の看板や、どのシャトルに乗れば良いのかをスタッフが案内してくれます。またコンサート等のNFLの試合以外のイベントでもサービスを行っています。
午後1時5分の試合の際には午前10時から駐車可能。
帰りのシャトルは試合終了後の2時間後まで路線により運行されます。
予約時に駐車可能な時間が表示されますのでご確認ください。
ソーファイスタジアムの公式サイトからのリンクで"PARKWIZ"というサイトで、ソーファイスタジアム駐車場(現状ではNFLは売り切れ、コンサートなど)他、周辺の駐車場を予約することも可能ですが、周辺駐車場は試合終了後の時間制限が短かったり、距離は遠いのにシャトルは無い駐車場もありますのでサイトにて確認が必要です。
Uber, Lyftやタクシー利用
配車サービスのUBERやLyftを使う場合、試合開始3から4時間前にスタジアムに到着するのであれば、渋滞には影響を受けないと思います。
行先にソーファイスタジアムの住所を入れても、駐車場内には入ることは出来ませんし、フォーラム側に降ろされても全く逆側のテールゲートやターゲットなどの店まではかなり距離がありますので、近くのターゲットの住所を入れてまずそこへ向かうのも良いかと思います。
Target Inglewood
3471 W Century Blvd, Inglewood, CA 90305
ただ、配車サービスを利用した場合、問題は帰りです。
ソーファイスタジアムでは、ザ・フォーラムの横道の"Kareem Ct.(一方通行にしている)"をライドシェアのドロップオフとピックアップ場所を決めていますが、試合終了後は周辺道路は渋滞しているので車両が近づくにも時間が掛かり、ピックアップ場所に1から40番位の番号札が立てられていますが、自分が待っている番号をドライバーにその番号をテキストで知らせる、もしくはドライバーが停めた番号を知らされる等々、ドライバーとの多少のコミュニケーションが必要になる場合もあるような場所です。
また雇われたお客を待つリムジンサービスや、距離と料金の折り合いが付けば商談成立的なリムジンサービスの白タク(車輛的には違法ではない)が番号札に停めてしまっているので非常にわかりづらいです。
とにかく碁盤の目の道路が四方渋滞しているので、13時からのゲームは夕方終わりでまだ周りが見えるので良いですが、夜のゲームやコンサート終わりには、人は沢山いるものの、慣れない方にとっては非常に不安な状況になってしまう事も考えられます。
仮に、13時からのNFLの試合の場合は、試合終了後にターゲット(お店)での買い物や周辺レストラン等で1~2時間ぐらい滞在するぐらいのイメージを持ち、少し渋滞が緩和した時を見計らってウーバーやタクシーを呼ぶのも良いでしょう。
または、スタジアムとメトロレイルCラインの駅を結ぶシャトル(下記参照)が運行しているので、それを利用して、少しスタジアムから離れてから配車するというような意識を持っておくのが大事です。
Metro C Line (Green)の Hawthorne & Lennox駅からSofi Stadium Shuttleを利用する
ラムズ&チャージャーズの試合の際に、メトロレイルのC Line(Green)のホーソーン&レノックス駅から、試合開始約3時間前からソーファイスタジアムシャトルが5分から8分おきに運行されています。
料金は無料です。シャトルのバス停は駅を降りて、ホーソーン通りにあります。帰りの便は、試合終了後、90分まで運行されていますが、長蛇の列になるものの、30分ぐらい待てば、意外と列は進みます。
Gardena City Bus "GTRANS 7X"がHarbor Gateway Transit CenterからSofi Stadiumまでの有料シャトル(往復$4)を利用する。
ガーデナ市バスが日曜日のラムズ&チャージャーズの試合時のみ運行しているシャトルです。料金は往復$4で乗車時に支払い、チケットを受け取ります。ソーファイスタジアムからの帰りのみの利用は$2です。時刻表はウェブサイトに記載されていますが、大体の時間帯ですので正確ではありません。片道約45分。往路、復路共に、利用客は非常に多いですので朝一番の便に乗る準備をした方が良いと思います。
帰りのみ利用しましたが、試合終了後45分後位に列に並び約30分から40分程待ち、40分程掛かりました。
オレンジ郡、サンディエゴ郡などの南側から車で来る人にも、フリーウェイに近いトランジットセンターなので、ここに車を停めてシャトルを利用している人達も多数いました。
Metro路線バス
Line 115 (Playa Del Ray周辺海側方面からの利用、旅行者は使うメリットが無い路線)
Line 117 (LAX City Bus CenterからCentury Blvdを通ってソーファイ方面へ。LAX周辺ホテル、LAXを基準に動く人には現実的な路線か)
Line 212 (Hollywood Blvd &Vine Ave.から。現実的に使えそうなのはハリウッド大通り周辺宿泊者)
座席について
まずは、頭に入れておきたいのが、このスタジアムは、ロサンゼルス・ラムズとチャージャーズが本拠地にしていますが、ラムズのホームゲームと、チャージャーズのホームゲームでベンチの位置が異なるという点です。
ラムズの試合の場合、ホームベンチは、セクション131-132側になります。
一方、チャージャーズのホームゲームの場合は、ホームベンチは、111-112側になりますので注意しましょう。
クラブアクセス
Pechanga Founders Club(ぺチャンガファウンダーズクラブ)
チャージャーズベンチ側(ラムズ主催ゲームの場合は、ビジターベンチ側)
ぺチャンガファウンダーズクラブへのアクセスがある座席は、以下のセクションになります。
Sec. VIP 110 (前3列)
Sec. VIP 111
Sec. VIP 112
Sec. VIP 113 (前3列)
座席表 Sofi Stadium
ぺチャンガファウンダーズクラブ内でのフード類、ソフトドリンク、アルコール類(ビール、ワイン、各種カクテル)全て込のチケット代なので、無料で食べ放題、飲み放題となり、トイレもクラブ内にあります。
食べ物類をもらう所は3つのセクションに分かれています。
真ん中のサンドイッチ、サラダ、カットフルーツ、スナックを配るセクションを中心に、両側のセクションは、同じ料理が準備されており、クラブのスタッフが取り分けるシステムになっています。
多くのNFLのゲームは日曜日の午後(お昼)のゲームですので、料理はランチ的な料理を用意しています。
稀に、夕方17時の試合の時にはディナー的な料理になります。
ゲームによりテーマが違うようで、この日はメキシカンテーマの料理で、ホットドッグ、ハラペーニョソーセージドッグ、チーズグレイビーナチョス、ローストポーク、ポークベースのタコス、あとは、サンドイッチ、サラダ2種類、カットフルーツパック、スナックでした。
飲み物に関しては、ペットボトルの水、缶ペプシ、缶スパークリングウォーター等は、アイスバケツに入っていますので、自由に取ることが出来ます。
アルコール類はバーカウンターへ直接行き、お好きなドリンクを注文することが出来ます。
デザートは「コの字」型のバーカウンターの真ん中のカウンターに置かれていますので、お好きなものを伝えればスタッフが取ってくれます。ちなみにこの日はチョコレートムース、チョコレートチップクッキー、チョコレートでした。
開場の時間から、食事のサービスは第3Q終了時までになります。ドリンクは試合終了まで無料で飲めます。
注意としては、試合終了後、1時間程バーのみオープンしていますが、ここからドリンク類は全て有料となり、バーカウンターにてクレジットカードで支払います。
試しににカクテルを頼んでみると$18でした。かなり高いですね。
フィールドレベルへアクセスし、立ち見エリア(バルコニー)で観戦、飲食可能。選手ベンチの真後ろになるので、試合は見づらいですが選手は近く感じます。
開場時の練習、試合前のチーム全体でのドリル練習、試合終了後には、選手がフィールドレベルバルコニーのすぐ横の通路を通ってロッカールームを出入りするので、上手く場所を取れば、間近で選手を見ることも出来ます。
試合終了後に、選手が使用済みのグローブを投げてくれるなどのチャンスもあります。
ぺチャンガファウンダーズクラブ内からも通路を横切る選手の姿も見れますが、一瞬で通り過ぎてしまうのでバルコニーで見るのがおすすめです。
Sofi Social Club(ソーファイソーシャルクラブ)
ラムズベンチ側(チャージャーズ主催ゲームの場合は、ビジターチームベンチ側)
ソーファイソーシャルクラブへのアクセスがある座席は、以下のセクションになります。
Sec. VIP 133 (前3列)
Sec. VIP 132
Sec. VIP 131
Sec. VIP 130 (前3列)
座席表 Sofi Stadium
ラムズ側のクラブは、ソーファイソーシャルクラブとなります。
サービスの内容は、基本的には、ぺチャンガファウンダーズと同じになります。
しかし、ラムズとチャージャーズでは、ラムズの方が、資金力もオーナーのNFL内でのパワー、ソーファイスタジアムへの貢献度も全然違うので、スタジアム内外の盛り上げ方やチームオブジェなどの設営の仕方、プレミアムシートサービスや料理等も違う場合があるようです。
ソーファイスタジアムの座席
ソーファイソーシャルクラブ、ぺチャンガファウンダーズクラブへのアクセスがある「VIP」とクラブ席(座席表にCが付いているセクション)は、パッド付の柔らかシートになります。
200レベルも同様に"VIP" または "C"が付くClubシートには、このパッド付の柔らかシートが使われています。
また100レベルで言えば、100 - 105 & 119 - 124 は薄いプラスティックのタイプの椅子になります。
日当たり
写真は、セクション335-336側からになりますので、左側がチャージャーズのホーム側(111-112)、右側はラムズのホーム側(131-132)になります。
時期により太陽の位置なども異なりますが、これは10月中旬ぐらいの14時ぐらいのスタジアム内の様子です。
ラムズサイドのほうは、日当たりがあるという作りになります。
前のLAコロシアムやディニティ・ヘルス・スポーツ・パークは完全に外のスタジアムでしたので、太陽を直に浴びるとかなりつらいという時間帯もありましたが、ソーファイスタジアムの屋根(キャノピー)はUVカット構造になっており、少しの曇りが入った素材ですので、若干照らされている感は抑えられているように感じます。