基本情報
第59回スーパーボウル
日時:2025年2月9日(日)
会場:シーザーズ・スーパードーム(ルイジアナ州・ニューオリンズ)
キックオフ(予定):18:30pm (アメリカ東時間)
全米のスポーツイベントの中でも最も人気の高いイベントとなるのがNFLの頂上決戦となるスーパーボウル。この2024-2025シーズンで59回目を迎えます。
2021シーズンからレギュラーシーズンが1試合増えたNFL。
そのため、スーパーボウルも開催が1週遅くなり、2022年は2月13日に開催され、2023年は2月12日、2024年は2月11日、2025年は2月9日となります。
2025年第59回スーパーボウルの決戦の地はルイジアナ州・ニューオリンズにあり、ニューオリンズ・セインツの本拠地 "シーザーズ・スーパードーム"です。今までにNFL『スーパーボウル』が過去7度も開催されており、今回の第59回スーパーボウルで8回目となります。
前回、旧メルセデスベンツ・スーパードームで『スーパーボウル』が開催されたのは、ボルチモア・レイブンス対サンフランシスコ49ersが対決し、ボルチモア・レイブンスが12年ぶり2度目のスーパーボウルを制覇し、ジョー・フランコ選手がMVPに輝いた『第47回スーパーボウル』でした。(試合途中、場内一部で停電が起きて34分間中断したスーパーボウルでもありました。)
1975年にオープンしたニューオリンズのスーパードーム。ここは、ニューオリンズ・セインツの本拠地となります。開場から2011年まではルイジアナ・スーパードーム、2012年からはメルセデス・ベンツ・スーパードームとなり、2021年からシーザーズ・スーパードームとなりました。
2005年8月にニューオリンズを襲ったハリケーン・カトリーナの影響で、このドームの屋根などが破損、しばらくは使用できないこともありました。
しかし、2006年には修復が終わり、セインツのホームゲームが再度行われるようになりました。ニューオリンズは、ビッグイベントがよく開催される都市となり、NFLのスーパーボウルを始め、プロレスの祭典である「レッスルマニア」や、「ファイナルフォー」も開始されております。
2024年1月現在、数年に渡っての大規模な改修工事が行われており、2024シーズンにはスタジアム内数々の新しいフィーチャーが完成予定で、第59回スーパーボウルにも新しいスタジアムを体感できるようです。
また第59回スーパーボウルのロゴマークの制作過程において、NFL史上初のストーリーがあるようです。
https://x.com/NFL/status/1757083089115939073?s=20
「NFLは史上初めて、スーパーボウルのロゴ制作において地元のアーティストとコラボレーションした。新しいロゴを制作したアーティスト、タジ・ウィリアムズは、スーパーボウルLIXの開催地であるニューオーリンズに住むブラック・マスキング・インディアン部族の女王である。
国家の誕生にまでさかのぼるビーズの伝統と文化を持つブラック・マスキング・インディアン部族は、何世代にもわたって受け継がれてきた手法で、タジは丹念にビーズをひとつひとつ積み重ねてスーパーボウルLIXのロゴを作り上げた。」(NFLのX(旧ツイッター)より翻訳)
観戦ガイド
スーパーボウルが開催される都市では、スーパーボウルが開催される週にNFL公式イベントから、スポンサーイベントなど様々なイベントが開催されます。
近年のスーパーボウルでは、『オープニングナイト』やファンイベントである『スーパーボウルエクスペリエンス』(有料)が各都市のコンベンションセンターで開催されます。
また、53回のアトランタ大会以降、スーパーボウルの開催前の木、金、土は、2万人クラスのアリーナで大物アーティストによる『スーパーボウルミュージックフェスティバル』も開催されるなど、最終決戦の『スーパーボウル』へ向けて気分を盛り上げるイベントが目白押しになります。
開催都市
ルイジアナ州ニューオリンズ。
ニューオリンズはアメリカの南部、ミシシッピー川の河口のメキシコ湾に面しているエリアにあるルイジアナ州最大の都市です。日本からは直行便がないため、途中で乗り継ぎが必要になります。
ニューオリンズには、NFLの「ニューオリンズ・セインツ」、NBAの「ニューオリンズ・ペリカンズ」が本拠地を置いています。また「LSU」としてカレッジフットボールをはじめスポーツで有名な名門大学のルイジアナ州’立大学はニューオリンズから車で約90分ほどのバトン・ルージュ(州都)という都市にあります。
シーザーズ・スーパードームとスムージーキングセンターアリーナは共に街の中心部にあり隣り合っています。
基本的にはキャナルストリート周辺「フレンチ・クウォーター」エリアにはホテルが沢山あり徒歩でのアクセスが可能です。
州:ルイジアナ
タイムゾーン:セントラルタイムゾーン
日本との時差:-15時間(サマータイム時は-16時間)
*サマータイムは3月の第二日曜日から11月の第一日曜日までとなります。
チケット
スーパーボウルの観戦は、チケット代が高額です。
2016年の第50回大会以降、値段が各段に上がっており、10年ほど前は、3000ドル前後で見れるスーパーボウルもありましたが、2020年のマイアミ(チーフス対49ers)も一時、最低価格が8000ドル以上になるようなスーパーボウルでした。
そして、2021年のタンパ大会もに地元のバッカニアーズの進出が決まったタイミングでのチケット代の価格は、一番安いアッパー席でも一時10000ドルを超えました。
コロナが開けた2022年の”ロサンゼルス”大会も全体的なチケットの値段は高騰。
最低金額はアッパー席の最安値でも$5000~$7500位になりました。
(チケットが6000ドルぐらいで表示されていてもチケット会社のサービス料が25%ぐらいかかりますで、最終的に総額を見ると7500ドルぐらいになります)
2024年のラスベガス大会は、最安値のカテゴリーで1万ドル以上しておりました。
過去のイベント
スーパーボウルは開催地が毎年異なります。第50回大会は、サンフランシスコ(サンタクララ)、第51回は、ヒューストン、第52回は、ミネアポリス、第53回はアトランタ、第54回はマイアミと開催されました。
第55回のタンパはコロナのため、日本からの観戦が難しく、また入場制限が設けられた大会ですので、現地からのレポートがありませんが、ここでは、第50回大会以降のスーパーボウルのスーパーボウルウィークのイベントなどを中心に現地でのレポートをまとめております。