現地５月２４日（金）アメリカの女子バスケ：WNBAの新星ケイリントン・クラーク選手が所属するインディアナ・フィーバーがロサンゼルス・スパークスとの試合に臨みました。
NCAA・ディビジョンⅠの得点王アイオワ大学のスーパースターは、WNBAにおいても、インディアナ・フィーバー＝クラーク選手が試合を行う各都市では、対戦相手の試合会場を大きな会場に変更させるほどの”ケイトリンフィーバー”が起こっています。
現にホームチームのロサンゼルス・スパークスは、今シーズンの数試合をクリプトドットコムアリーナの都合によりキャパシティーが5000人弱の大学のアリーナを使用する予定でしたが、今夜のインディアナ・フィーバー戦からクリプトドットコムアリーナで移動し今季初の試合となり、またこの先に予定されているワシントン・ミスティックスやラスベガス・エースも、対インディアナ・フィーバー戦のために、大きな会場へと移動させています。
今夜の試合会場は、NBAのロサンゼルス・レイカーズの本拠地となるクリプトドットコムアリーナでしたが、この試合に集まった観客数は、なんと「1万9103人」という超満員という異例の観客動員数となりました。
2024WNBAドラフト １巡目全体１位 vs.２位の戦い
また今夜の試合でWNBAファンの注目を集めたのは今年の2024WNBAドラフトで全体１位のケイトリン・クラーク選手と、スタンフォード大出身・全体２位のキャメロン・ブリンク選手の両ルーキー背番号「２２」の対決でした。キャメロン・ブリンク選手は、先日ＭＬＢロサンゼルス・ドジャース戦で始球式をして、大谷翔平選手が身長１９３センチの美女と写真を撮っていたことで事で話題になっていたのがキャメロン・ブリンク選手なのです。キャメロン・ブリンク選手と一緒に始球式を行ったのは、スパークスのフォワードのレキア・ジャクソン選手でした。
インディアナ・フィーバー、今季初勝利！
ケイトリン・クラーク選手の加入で大注目されているインディアナ・フィーバーは開幕から０勝５敗の臨んだ今夜の対ロサンゼルス・スパークス戦。フィーバーは第４クウォーターのまでは、リードするスパークスに点差を離されないために喰らい付く展開から第４クウォーターに入ると点を重ねてリードを奪いました。ケイトリン・クラーク選手は７本の３ポイントを外すなど、シュートが思うように決まらず、気に入らないファウルにイラついていた様子でしたが、第４クウォーターの終盤には貴重な３ポイントを２本決めると、彼女を一目見ようと集まった観客は「これを待ってました！」と言わんばかりに会場内はカレッジチャンピオンシップばりの大興奮の坩堝に。またアライア・ボストン選手、ケルシー・ミッチェル選手等の活躍により、７８ー７３でロサンゼルス・スパークスに勝利し、今季チーム初勝利を飾りました。
ケイリントン・クラーク
ケイリントン・クラーク選手は、アイオワ大学を2年連続でNCAAトーナメントの決勝に導き、その後の2024年のWNBAドラフトにてインディアナ・フィーバーが1位指名。
ESPNよると、ケイリントン・クラーク選手は、ナイキとの8年間、2800万ドル（約44億8000万円）の史上最高額の契約を結ぶと報じられた女子バスケの超新星です。