アイスホッケー 平野裕志朗選手がユティカ・コメッツ(AHL)にコールアップ

現在、NHLに最も近い選手と言われているのが平野裕志朗(ひらの ゆうしろう)選手になります。
その平野選手は3部相当のアディロンダック・サンダーからAHL(2部)のユティカ・コメッツに昇格しました。
AHLに所属するユティカ・コメッツはNHLのニュージャージー・デビルズ傘下。
ニュージャージー・デビルズはスタンレーカップを3度制しているNHLの強豪チームです。2011–2012シーズンにスタンレーカップファイナルに進んだもののロサンゼルス・キングスに敗れて以降は、低迷が続いていました。
2022-2023シーズンは、ジャック・ヒューズ選手が大活躍を見せ、99ポイント(43ゴール、56アシスト)を挙げ、デビルズを5シーズンぶりのポストシーズンに導きました。

そのデビルズの傘下となるコメッツの本拠地は、ニューヨーク州のユティカにあります。
ニューヨーク州といっても北に位置するため、マンハッタンから車でとなると400キロ以上離れており、車で5時間以上はかかる街になります。
アメリカのスポーツファンであれば、野球殿堂博物館はご存じの方が多いかと思いますが、野球殿堂博物館があるのがクーパーズタウンになり、7月に行われる殿堂入りセレモニーの際は、クーパーズタウンの宿泊施設は満員で宿泊できなくなり、アルバニーかまたはこのユティカあたりに宿を探すことになるのですが、ニューヨークのマンハッタンからだとクーパーズタウンから更に北に行く町になります。

本拠地 アディロンダック バンク センター(Adirondack Bank Center)
収容人数 3,860人
所在地 400 Oriskany St W, Utica, NY 13502

平野選手は、北海道苫小牧市出身の28歳。
アジアリーグのチームでのプレーを経て海外挑戦をしている選手で、
2018-2019シーズンは、北米の2部に相当するAHLのウィルクスバリスクラントン・ペンギンズと契約。
コロナの中、アジアリーグの横浜Gritsでプレーした後、2021-2022シーズンは、バンクーバー・カナックス傘下のAHLのアボッツフォード・カナックスでもプレーをし、今シーズンは、ニュージャージー・デビルズ傘下のユティカ・コメッツでプレシーズンマッチを戦い結果も残したものの、開幕前にECHL(3部)のアディロンダック・サンダーへの降格となり、日本のアイスホッケーファンも本場の競争力の高さを改めて知ることとなりました。

2023年7月には日本アイスホッケー界の現状に関して、平野選手から厳しい意見を発信。ひがし北海道クレインズ活動停止後、選手が所属していた北海道ワイルズの一員として、1日のみですが、古巣横浜Gritsとの交流戦に参加しました。

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