NHLウエスタンカンファレンス・セントラル地区のユタ・ホッケークラブは18年間本拠地として使用していた「デルタ・センター」(旧グレンデールアリーナ、旧Jobing.comアリーナ)での最後のシーズンがあと5試合で終わろうとしています(2022年4月12日現在)。
これは昨年に話題になりましたが、コヨーテズが本拠を置くアリゾナ州グレンデール市が過去数年、年単位で結んでいたアリーナのリース契約を2021-2022シーズン以降、更新しないことを決定した為です。
1996年、旧ウィニペグ・ジェッツ(カナダ)が、アリゾナ州フェニックスへ移転しフェニックス・コヨーテズとなり、2014年から現チームの名称になったユタ・ホッケークラブは、チームの破産、オーナーシップ、観客動員数の低下から起こった問題など、紆余曲折な歴史を辿って来ているチームであることはNHLファンの皆様は知っていらっしゃることと思います。
今シーズンは先月に骨折してしまったオールスター選出のクレイトン・ケラー選手、ニック・シュマルツ選手、大きな存在のフィル・ケッセル選手などが健闘しましたが、結果はセントラル地区最下位。
そのユタ・ホッケークラブですが、来シーズン2022-2023から2024-2025シーズン(2025-2026はオプション)まで、アリゾナ州テンピにあるアリゾナ州立大学が現在建設中(今秋完成予定)の5,000人収容の多目的アリーナを仮本拠地として使用する契約を交わしました。またNHLチームが利用できる設備、施設を整えるために2500万ドルが建設費にプラスされました。
またコヨーテズは、このテンピに17億ドルをかけて新アリーナ、エンターテイメント地区の建設を予定していますが、実現までには、まだ越えなければいけない問題があるようです。以前に1度、頓挫している新アリーナ建設プロジェクトですので、ぜひ実現してホームアリーナを確保し、スタンレーカッププレイオフへ進出してもらいたいたいですね。
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