NHLのスター選手が一同に集結するNHLオールスター。
今回の開催地は、世界中の憧れであり、エンターテイメント100%の都市「ラスベガス」での開催ということもあり、アメリカ、カナダ全土からNHLサミットとも称されるかのように沢山のNHLファン各々がフェイバリットチームのジャージを身に着けて開場前から大集結していました。
Tモバイルアリーナの前にあるTOSHIBA PLAZAという大きな広場には、特設ステージが組まれ、殿堂入りしている元NHL選手のインタビューや今回のホストチームのベガス・ゴールデンナイツのドラムラインチーム「ドラムボッツ」、アメリカンTOP40を演奏するバンドが場を盛り上げ、また今回のオールスターゲームの出場選手の写真が載っている巨大なパックのオブジェが広場全体に置かれており、NHLファンにとって、年に一度の特別な祭典であることを感じさせてくれます。
NHLはコロナ感染で、約100試合が延期となる中で行われたオールスターウイークエンドであった為か、ファンと直接手と手が触れるようなサインなどのファンサービスはありませんでしたが、選手はパックをことあるごとに客席に投げ入れたり、ベンチ横の選手トンネルに群がったラッキーなファンにはスティックをプレゼントするなどしていました。
これは、今後、Tモバイルアリーナで、ベガスゴールデンナイツの試合をご覧になる際の情報になりますが、このオールスターもそうだったように、選手入場などのイベント的なことを真正面に見たい場合は、センターアイスのロゴの正面、セクション15、16側のサイド、選手の出入りやベンチなどで選手に近寄れるチャンスがあるのは、セクション5,6側。Tモバイルアリーナは選手トンネルがセクション5と6のジャックダニエルクラブ席内にありますので、そのセクションのチケットが必要です。
試合の方は、開催地ホストチームのベガス・ゴールデンナイツが属し、NHL MVP選手のコナー・マクデビット率いるパシフィックチームが予想に反してあっさりと初戦で敗退。結果的に決勝戦は、メトロポリタン vs. セントラルとなり、5-3でメトロポリタンが優勝。今回、コロナの為に急遽欠場となったメトロポリタンのキャプテン、アレックス・オベチキンの代わりにキャプテンを務めたオールスター7回出場、フィラデルフィア・フライヤーズのクロード・ジルーは、決勝で2ゴール、準決勝で1ゴールを決め、自身初のオールスターMVPを獲得しました。また20才でオールスター最年少となったニュージャージー・デビルスのジャック・ヒューズも、メトロポリタンチームで3ゴールを記録しました。
ぜひ、来年のフロリダで開催予定のNHLスキルズ、NHLオールスターゲーム、NHLファンフェアのすべてを体験されることをおススメします。
基本的なルール
NHLオールスターのフォーマットは、セントラル、パシフィック、メトロポリタン、アトランティックで3対3(+ゴーリー)で、前後半10分ずつで試合を戦い、まずは準決勝、勝者が決勝に進むという形式です。
出場選手について
メトロポリタン
セバスチャン・アホ(CAR)2回目
クロード・ジルー(PHI)7回目 キャプテン。
ジェイク・グエンツェル(PIT)初出場
ジャック・ヒューズ(NJD)初出場
エフゲニー・クズネツォフ(WSH)2度目
クリス・クライダー(NYR)2度目
トム・ウィルソン(WSH)初出場
アダム・ペレク(NYI)初出場
ザック・ウェレンスキー(CBJ)2度目
フレデリック・アンデルセン(CAR)2度目
トリスタン・ジャリー(PIT)2度目
アダム・フォックス(NYR)は、負傷のため、エフゲニー・クズネツォフが出場。
アレックス・オベチキン(WSH)は、COVID-19プロトコルのため、出場できず、トム・ウィルソンが出場。
アトランティック
パトリス・バージェロン(BOS)3回目
ジョナサン・ユベルドー(FLA)2回目
ディラン・ラーキン(DET)2回目
オーストン・マシューズ(TOR)4回目 キャプテン
スティーブン・スタムコス(TBL)7回目
ニック・スズキ(MTL)初出場
ブレイディ・トゥカチャック(OTT)2回目
ラスマス・ダーリン(BUF)初出場
ビクター・ヘドマン(TBL)3回目
ジャック・キャンベル(TOR)初出場
アンドレイ・ヴァシレフスキー(TBL)4回目
ドレイク・バザーソン(OTT)は、負傷のため、ブレイディ・トゥカチャックが出場。
セントラル
カイル・コナー(WPG)初出場
アレックス・デブリンカット(CHI)初出場
ナゼム・カドリ(COL)初出場
キリル カプリゾフ(MIN)初出場
クレイトン・ケラー(ARI)(2位
ジョーダン・キロー(STL)初出場
ジョー・パベルスキー(DAL)4回目 キャプテン
ローマン・ジョシ(NSH)4回目
ケイル・マカー(COL)初出場
ジュゼ・サロス(NSH)初出場
キャム・タルボット(MIN)初出場
ネイサン・マッキノン(COL)は、負傷のため、ローマン・ジョシが出場。
パシフィック
レオン・ドライザイトル(EDM)3回目
ジョーダン・エバール(SEA)2回目
ジョニー・ゴドロー(CGY)6回目
エイドリアン・ケンペ(LAK)初出場
ジョナサン・マルチェソー(VGK)初出場
コナー・マクダビッド(EDM)5回目 キャプテン
ティモ・マイヤー(SJS)初出場
マーク・ストーン(VGK)初出場
トロイ・テリー(ANA)初出場
アレックス・ピエトランジェロ(VGK)3回目
ジョン・ギブソン(ANA)3回目
サッチャー・デムコ(VAN)初出場