2021年エンゼルス観戦レポート

コロナパンデミックから1年たち、今シーズンからMLBは観客を入れて試合を開催しております。
ただ、まだ日本からアメリカへの渡米というのはハードルが高くなります。
2021年4月現在のアメリカへの入国事情を簡単にご紹介いたします。

アメリカ国務省は、米国疾病管理予防センター(CDC)のコロナ安全規制に基づき、米国入国の際に、到着の72時間前以内のPCR検査陰性証明の提出を義務付けております。
入国後は、州により対応が様々です。
例えば、東海岸のボストンがあるマサチューセッツ州は、他州、他国からの訪問者に対して10日間の検疫期間を求めていますが、国務省、米国疾病管理予防センターの規制に基づいて、到着72時間前以内のPCR検査陰性証明があれば、10日間の自己検疫期間を免除するとも記載されいます。
またホテルに宿泊される場合にもホテル側から検査結果の提示を求められます。
そのため、今まで通りのアメリカ入国とは程遠い状況になっております。

2021年4月の段階では、まだ日本から観戦にアメリカに行くというのは難しい状況になっております。
ここでは、アメリカから2021年のMLBの観戦情報についてレポートをしてもらっておりますので、アメリカのイベントがコロナ禍の状況の中でどのような形で開催されているか、ご参考にしていただければと思います。

開幕から約1万5千人の観客を動員しているLAエンゼルスの試合がコロナ禍でどのような規制等があるのかを調べに行ってみました。この日は大谷翔平ボブルヘッドが配られる日だった為、観客も多いので現在の球場の状況を知るためにも良いのではないかと思いました。

エンゼルスがセーフティープロトコルとして来場者に求める条件は以下の様になります。
- マスク着用
- バッグ、バックパックの持ち込み禁止
- ソーシャルディスタンス
- 全ての支払いは現金不可
- モバイルチケットのみ
- 試合前後のテイルゲート禁止
- チケット窓口は利用不可

チケット
当然のことながら、すべてコンタクトレスの為にチケットはモバイルチケットのみですので、MLBから買っている場合はMLB Ballpark アプリ、スタブハブ等の場合はアカウントからPDFを開いたもので入場可。スクリーンショットでも行けましたが、一応トラブルを避ける為にも正式に受け取っているチケットを見せておいた方が無難です。また現在はチケットブースは閉められていますので、当日券等を球場の窓口で買うことはできません。

後述しますが、現在チケットは2枚、4枚、6枚組など複数組で売られており、1枚では買えません。また4枚買って一枚だけリセールで売るという事も出来ません。これは、座席が2人、4人、6人並び(席を空けずに並んでいる)でならんでいますが、州からの規制として、コロナ感染を防ぐ為に家族のみ、もしくはお互いに了承し合ったグループでの観戦という事になっているので、4人のうち1人だけ他人という事は出来ないからです。

パーキング

球団のサイトでは、駐車場の開場は試合開始の2時間30分前になっていましたが、この日は2時間前のオープン。駐車場のスタッフに聞きましたが、彼らは言われるがままに定かではないようです(苦笑)。駐車場代は$10とプリファードが$20(若干球場に近い場所に駐車できる)で、クレジットカードでの支払いになります。

球場の開場前

エンゼルスタジアムには6つのゲートがあります。通常はホームプレートゲート(巨大ヘルメットがあるメイン入口)は試合開始の2時間前で、その他のゲートは1時間30分前の開場ですが、現在のコロナ禍では、全てのゲートが1時間30分前になっています。

開場前にはホームプレートゲートの前には長蛇の列ができます。まずここではコロナ禍ではありますが、並び方にソーシャルディスタンスの強制的な規制は無く、通常通りに並んでいました。

それぞれの金属探知機の前に6列あり、一番右側の列はバッグを持っている人の列です。バッグを持っている人の列は異常に長く、開場後に他の列がある程度すいた時点で他の列に割り振られていました。

バッグの持ち込みについて
アメリカのプロスポーツやコンサートでは、バッグの場内への持ち込みに厳しい制限があり、バックパックやスポーツバックは基本的に持ち込むことはできません。コロナ禍に合わせてエンゼルスは下記の写真のような持ち込める物の基準を出しましたが、今後アメリカでプロスポーツを観戦される際は、これを基準にされた方が良いでしょう。(11.5cm x 16.5cm 以下のバッグ類、ジップロック、透明のバックなど32cm x 16.5cm x 32cm 以下)基本的には原則としてバッグ類は持ち込まないように思っていた方が良いと思います。車で来ていれば置きに戻ることも可能ですが、旅行中でウーバーやタクシー等で来ている場合は、コインロッカーも無いので困ることになります。小さなお子様連れの方もどうしても色々とお子様の荷物を持っていきたくなりますが、持ち物は最小限にまとめて、下記のバッグ規則を守ることをお薦めいたします。

バッグチェック
バック等を持たない方は、携帯電話等は台に置き、そのまま金属探知機を通ります。バッグのある方はバッグの中を検査され、金属探知機を通ります。基本的に持ち込めるバッグ類は透明な物を指定されているので、さっと確認が出来れば、すんなりと通ることが出来ました。

球場内コンコース

 

球場内のコンコースには、所々に消毒用アルコール、マスク着用やソーシャルディスタンスのサインが設置されています。場内一方通行などの規制も特になく、コンコースは通常の試合と変わりはなく自由に行き来が出来ました。
 
トイレ
トイレも男性用の小便器は一個飛ばしで使用できるようになっており隣同士が近くないようになっていました。

コンセッションスタンド

   
MLBや球団ウェブの事前情報では、コンセッションスタンド等はすべてコンタクトレス(接触なし)で、飲食物はアプリを使ってオーダーをして席まで持ってきてもらう、もしくはオーダーを入れて、自分でコンセッションスタンドに取りに行く等々書かれていましたがエンゼルスタジアムに関しては、特にそのような形を取らなくても直接コンセッションスタンドに並んで買うことができます。もちろん、「アプリでオーダー」的なサインも沢山出ていますが、実際は本人の選択に任されているようです。
現時点では、すべてのコンセッションスタンドが開いているわけではなく、基本的にはいわゆる一般的なボールパークフードを扱うコンセッションスタンドが開いている感じです。並ぶ際には、足元にソーシャルディスタンスのサインと支払う際はクレジットカードのみで、端末に触れるだけの形式になっていました。

チームストア

   
1階と2階にあるチームストアは入口にはスタッフがいて店内が混みすぎないように、入場の規制をかけていました。また店内には消毒液と無料マスクのステーションがありました。

バッティングプラクティス


通常のナイターの場合は、2時間前の開場時にはちょうどビジターのバッティング練習(BP)が始まるところですが、現在は1時間30分前の開場という事で、球場に入った時点ではビジターのBPは終盤でした。通常時もエンゼルススタジアムの内野席はセクションごとで厳しく管理され、そのセクションのチケットを持っていないと入れないセクションがありましたが、その制度はこのコロナ禍でも変わりなく続けられていました。ですが、外野のポール際近くのセクション、外野席は今まで通りにBPの間も自由に行き来することができ、HRボールを取りたいファンに対しても特に規制はありませんでしたし、選手も今まで通りにファンにボールを投げ入れるなどいつもと同じ光景でした。

球場内

   
この球場は200番台のコンコースが球場内を一周する事が出来ます。2019年シーズンぶりの来場でしたが、特に新しいフィーチャー的なものはありませんでした。
外野のセンターのコンコースにあるクアーズ(ビール)のテラス、ライトスタンドの上にあるバドワイザーテラスは普段はビアガーデンの様になりますが、さすがに両方とも閉まっていました。

座席について


各セクションにいる案内スタッフは「マスクを着用しましょう」という札を持って来場者に見せていますが、座席に座っている限りは特にチェックはしていません。
前述の通りコロナ禍では、チケットが2、4、6枚売りになっています。座席も2、4、6席(列の座席数によっては席もあった)が間隔を空けずに並んでいます。座れない座席にはタイラップで結ばれており、座れないようになっています。試合中に配列をチェックしてみましたが、セクションと列の座席数によって変えているようです。
 
<例>
XXOOOOXXXXXXXOOOOXX
XXXXXXXXXOOXXXXXXXXX
XXOOOOXXXXXXXOOOOXX
の様な座席もあれば、
OOOOXXXXXXXXXXXXXOOOO
XXXXXXXXXOOOOXXXXXXXX
OOOOXXXXXXXXXXXXXOOOO
様な並びのセクションもあります。
 
全体についての感想
またコロナ感染の状況が変わるかもしれないという事や、来場者は約15,000人ということで、コンセッションスタンドも限られた数しか開いていなかったり、パーキングや入場時のスタッフの数も少なかったりと、観客動員に関しては、当然の如くまだ試験的にオープンしているような感を受けました。また、座席配置以外は行動が制限されたりすることは特にはありませんでしたので、正直、セーフティープロトコルに関しては少し拍子抜けしました。
ですが、2019シーズン以来、久々に球場へ行って白熱した試合を生で観ることができることは本当に「楽しい」ことであり、「平和」であることの有難さをつくづく実感いたしました。
 
カリフォルニア州は6月を目途に、コロナ感染がこのまま拡がらなければ更に規制を緩和する方向で動いているようですので、エンゼルス、ドジャース等のプロスポーツ観戦レポートもアップデートしていきたいと思います。